今年の冬は寒いです。夏が酷暑だっただけに、この差はすごいなと思います。今日は血圧のお話です。血圧が高いと、血管が破れたり、心臓が弱ったりといいことはありません。ほとんどの高血圧は、原因が不明の本態性高血圧と呼ばれています。ただ、塩分過多や喫煙などはよくないことも分かっています。
もうひとつのリスク因子は、気温です。寒いと血管が収縮して体温を上げたりするために血圧が上がります。逆に部屋の中が温かいと自然と血圧は下がります。人間は、恒常性機能といって自動的に調整している訳です。これが、上がって下がらない状態を高血圧症としています。なので、寒い冬に洗面所からお風呂、屋内から屋外に急に寒暖差のある場所に移動した時にヒートショックが起きます。場合によっては意識を失うこともあり危険です。
ですから、気温を考えながらゆっくりと寒さに身体を慣れさせることが必要です。特に気温が低いときはです。みなさんも、寒暖差に気を付けて健康に過ごしましょう！