主権者は国民である、と選挙のたびに言われますが、投票率の推移をみると、年々関心が低下しているような気がします。今は、物価高が賃金上昇を上回るなど、生活は厳しくなっています。そうなると、給付とか税の軽減などが争点となります。
社会全体の仕組みからすると、お金は有限です。つまり、様々なところにお金を配るということは、その財源をどうするのか考えなくてはなりません。国債の発行残高は世界一になり、これを借金に例えるとこれ以上の借金は将来世代に大きなつけを回すことになりかねません。
だからといって、耐えて耐えてとは言えません。生活費を切り詰めるため、実際に病院にいかなくなったり、食事の回数を減らすことは健康にとってよくないことです。
色々な方が日本が貧困化している、と指摘していますが、では「豊か」とはなんでしょう。生活が豊かになることと、心が豊かになることは違うような気もします。日本に生まれ、日本で育ち、これからもこの国で暮らす人々の豊かさのあり方について、関心をもって候補者の声に耳を傾けたいと考えています。