集団極性化現象、って耳慣れない言葉があります。これは、個人が考えるリスクより、集団で考えると甘くなる、言い換えれば、チャレンジする気持ちが個人より集団の方が強くなることを指しています。
物事に対処には「チャンスと考える」か「リスクと考える」かに分かれます。数字で言えば、チャンスの成功率が60%、40%、10%の時に、10%では個人的にチャレンジはしないと思います。しかし、集団の意思決定においては、10%でもやる、となる傾向が強くなることもある訳で、これが集団極性化現象となります。
個人は集団に取り込まれる、というのが会社などの組織では定常化しています。しかし、集団極性化現象が起きているときに、「それはリスクが高いからやめときましょう」と言える組織が実は正常な組織と言えます。
ということを、今回も知っておくことが大事というお話でした。