自分から勤務先である職場を引算したら、どういった場所が残るでしょうか。当然、「家庭でしょ」と多くの方が答えると思いますが、実は家庭に自分の確固たる居場所がある方ってさほど多くないかなと思います。この文脈はあくまでも男性目線で、しかも退職前の中高年の方々に向けての話として聞いて頂ける幸いです。
家庭イコール「家」と思われがちですが、それは目に見える形で、もう一つには「家族集団」という目に見えない意味も含んでいます。つまり、家族集団において自分の立場や役割がちゃんとありますか、と問われているとも言えます。
衣食住は必須です。ですから、家庭は衣食住を満たす場所であることに違いはありません。そのために職場で汗をかき日々働いているわけですから。でも、考えてみれば家族との会話も少なく、休みの日は特にすることもなく、なんとなく月曜日が来る、という方にとっては、自分から職場を引いたらゼロということになります。
健康とか、生きがいとか、幸せとか、色々な調査が行われていますが、共通点は引算をした後に残る別の場所、つまり、自分が主体的に行ける場所、心から安らげる他の場所(サードプレイス)がない方は、そのほとんどがネガティブな結果に導かれています。残念極まりないですね。せっかく、様々なストレスに晒されながらやっとの思いで定年を迎えた途端、ゼロになってしまう。
赤信号が灯ったみなさん
だから「よんくる」なんです。よんくるにふらっと立ち寄る、素敵な仲間に出会えるかもしれません。また、そこから違う自分の居心地のよい場所が見つかるかもしれません。
退職を数年後に控えた中年男性です。このブログを読んでドキッとしました。家庭では家族との会話はとりあえずあるのですが…。『黄色信号』がともっている気がします。
よんくるはいつできるのでしょうか?ふらっと一人で行くにはもう少し情報が欲しいです。
よんくるの建屋は来年早々に完成予定です。でも、よんくるは建屋という空間よりも、存在そのものがみなさんの居場所になればいいなと考えていますので、また、ご意見を頂けたら嬉しいです。