災害は、あたりまえの日常を一瞬で奪ってしまう。
温かい部屋の布団で寝れて、少しのご馳走と、家族の何気ない笑顔、こういうあたりまえの日常が、地震などの災害などによって一瞬で奪われてしまいます。家屋が倒壊し、水、電気、ガスなどのライフラインが止まり、いつもの帰る場所がなくなります。多くの家族も失います。
元旦に起きた能登半島地震は、自然の脅威をまざまざとわたしたちに見せつけました。一言でいえば、「悲しい出来事」です。災害はどこにでも起こり得るものです。だから、防災が大切と言われますが、限界もきっとあるのでしょう。どれだけ防災・減災を試みても、自然の脅威は、その何十倍ものエネルギーで襲ってくるわけですから。
しかし、教訓として次に活かすことはできるのも事実です。ある防災の専門家が「命を守るには、とにかく安全な家に住むことだ」と前に言ってました。家さえ残れば、なんとか寝ることも食べることもできるし、家族みんなでチカラを合わせれば、日常を早期に取り戻すことがもできます。
あ-家なんだ、とTVやインターネットから流れてくる映像を見て実感しました。いま、わたしたちにできることは、能登地方で避難生活を送られている方々に物資を届けることも必要ですが、安全な家を建てて頂くことの支援、つまり、寄付や募金をすることかもしれません。ふるさと納税も、返礼品なしという選択もできるそうです。そうした善意がわたしたちの中で広がればと願っています。