社会学においては、様々な理論がありそのひとつがゲーム理論です。ゲーム理論には、ゼロ=サム・ゲームと非ゼロ=サム・ゲームとに分けられています。
ゼロ=サム・ゲームとは、簡単に言えば、2人のうち1人が勝者になれば一方は敗者になる、というものです。つまり±ゼロということです。逆に非ゼロ=サム・ゲームは、2人とも敗者になるか勝者になる、というものです。
社会経済の見地からは、ゼロ=サム・ゲームです。富を築く人がいる一方で貧困になる人もいる。日本の人口問題もそうかもしれません。一部の都市の人口が増えるけど、過疎地域の人口は減る、ように。こう考えると、ゼロ=サム・ゲームはなんだか虚しい、寂しいと感じるかもしれません。
ただ、非ゼロ=サム・ゲームを設定しようにも、双方とも勝者というのは心理的にもむずかしい訳です。人間は序列をつけるのが好きだからです。オリンピックでも参加者全員が勝者になれるとしたら、アスリートの人たちはそこまで努力しないかもしれません。
という前置きで、よんくるは非ゼロ=サム・ゲームの場になれるようにしようと考えています。みんなが健康で生きがいをもち幸せになれる場所です。そこには、どこからも何も奪い取ることなく、得ることができる仕組みが必要なのでしょう。
もうすぐオープンして半年が経ちます。サードプレイス(居場所)機能は、おかげさまで順調です。これからは非ゼロ=サム・ゲームのソーシャルビジネスをどのように展開していくか、見守って頂けたらと思います!