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居場所があることと健康との関連...

「自分には居場所がある」と感じられることは、実は健康にも深く関係しています。ここでいう居場所とは、自宅だけでなく、趣味の集まり、地域のサロン、通いの場、職場、カフェなど、「行けば誰かとつながれる」「自分の役割がある」と感じられる場所のことです。

WHOは2025年、社会的なつながりを身体的・精神的健康を支える重要な要素として位置づけ、孤独や社会的孤立への対策を公衆衛生上の課題としています。 また、148研究・30万人以上を対象としたメタ解析では、社会的なつながりが豊かな人は、そうでない人に比べて生存の可能性が約50%高いことが報告されています。

日本でも興味深い研究があります。JAGES(日本老年学的評価研究)の愛知県武豊町の研究では、高齢者が地域の「憩いのサロン」に参加することで、5年間の要介護状態の発生が6.3%低く、調整後の発生リスクは約半分でした。 さらに2026年の研究でも、地域の通いの場に月1回以上参加する高齢者は、将来の要介護リスクを示す得点が低く、幸福度も高い傾向が確認されています。

ただ「外出する」だけではありません。人に会う、話す、笑う、誰かに必要とされる。こうした小さな刺激が心身の健康を支えているのでしょう。健康づくりというと運動や食事を思い浮かべますが、「自分の居場所を持つこと」も、これからの大切な健康習慣なのかもしれません。

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