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歩く距離と速度...

「今日は何キロ歩いたか」と、距離を気にする人は多いでしょう。健康づくりの歩行では、距離に加えて速さにも目を向けたいものです。距離は活動量、速さは運動の強さを考える手がかりになります。

歩行距離を少しずつ延ばすことは、日々の活動量を増やす身近な方法です。歩数を指標とした大規模研究では、歩く量が多い人ほど、死亡や心血管疾患のリスクが低い傾向が示されています。ただし、長く歩くほど無限に効果が高まるわけではありません。

一方、同じ道でも少し速く歩くと、心拍数や呼吸数が増え、心肺機能への刺激が強まります。歩行速度が速い人ほど、2型糖尿病の発症リスクが低いという研究もあります。ただし、速く歩けることは、もともとの体力や健康状態も反映するため、速度を上げれば同じ効果が得られるとは限りません。

まずは買い物の行き帰りに少し遠回りして、歩く距離を増やしてみましょう。慣れてきたら、平坦な道の一部で、息が少し弾む程度に速く歩く時間をつくります。距離と速度を一度に増やさず、体調に合わせて少しずつ調整することが大切です。スマートフォンなどで距離と所要時間を記録すると、日々の変化にも気づきやすくなります。

歩く距離も速さも、人と競う必要はありません。「いつもより少し歩く」「余裕のある日は少し速く」。その積み重ねを、自分の足で暮らす力につなげていきたいものです。

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