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歩いて暮らせるまち...

東京大学などの研究チームが発表した大規模調査によると、市区町村ごとの平均歩数には最大約3,700歩もの差があることが明らかになりました。公共交通や生活施設が充実し、歩いて移動しやすい地域ほど歩数が多い傾向が確認されています。

この結果は板野郡北島町にとっても示唆に富んでいます。北島町は徳島市に隣接し、フジグラン北島をはじめとする商業施設や医療機関、公共施設が比較的コンパクトなエリアに集積しています。一方で、日常生活や通勤・通学では自動車利用が中心となっており、近距離でも車を利用するケースが少なくありません。

人口約2万3千人の北島町は、県内でも人口増加を続けてきた数少ない自治体の一つです。子育て世代も多く、健康で暮らしやすいまちづくりへの関心は高まっています。その中で重要になるのが「ウォーカブル(歩きたくなる)」な環境づくりです。

例えば、安全で快適な歩道の整備や公園・商業施設を結ぶ散策ルートの充実、公共施設周辺の回遊性向上などは、住民の自然な運動習慣につながります。また、買い物や通院、子どもの送迎といった日常行動の中で歩く機会を増やすことは、健康寿命の延伸や医療費抑制にも効果が期待できます。

今回の研究は、健康づくりが個人の努力だけでなく、まちの構造によって大きく左右されることを示しています。北島町がこれからも住み続けたいまちであるために、「車で便利なまち」に加え、「歩いても快適なまち」という視点を取り入れた地域づくりが求められています。健康とにぎわいを生み出すウォーカブルな北島町への挑戦に期待したいところです。

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